メリット・デメリット

地震と建物


大地震と住宅

熊本で震度7の地震が発生して、多くの被害が出ました。

被災された方には、お見舞いを申し上げます。

建物の被害も多数ありました。

倒壊した建物は、瓦屋根で2階建ての割と古い建物が目立ちます。

多くは、現在の建築基準法に適合していない構造の建物がほとんどだと思います。

地震の被害を受けにくくするには、建物の構造や材料を考慮する必要があることは、前にも述べたとおりです。
地震に強い住宅

構造は、2階建てより平屋建てが、地震に対して強いです。

屋根は瓦(重い)よりコロニアルかガルバリウム鋼板(軽い)材料が有利です。

柱や梁は太いほど丈夫です。

基礎は、布基礎よりべた基礎。

木造住宅より鉄骨系住宅。

地盤も、盛り土された土地より切土された土地。

などありますが、何より施工がしっかりしていないと要求された強度が発揮されないこともあります。

強いて言えば、間取りも、大きな部屋よりも小さな部屋が丈夫です。

いつ起こるかわからない自然災害に、命を守れる建物が必要になります。

新築される際には、建築の専門家に相談して、より安全な住宅を造りたいものです。






メリット・デメリット

住宅内での事故


住宅内での事故


住宅内での不慮の事故で、毎年1万人を超える死者数が発表されています。

そんなに多いの?と思われるかもしれませんが、その多くが、65歳以上の高齢者の浴槽での溺死、のどにものを詰まらせての窒息死、家にいて心筋梗塞、脳梗塞になって死亡した例です。

そんな中、転倒、転落死も多く発生しています。

同一平面でのスリップ、つまづき、よろめきなどの転倒もありますが、階段やステップからの転落死も全体の4% 400人以上の死者数です。

日本のどこかで、毎日一人の方が階段やステップで転落して亡くなっている計算になります。
骨折や打撲ですんでいるケースはこれらの数倍あるものと想定できます。

家庭内の事故
如何に住宅内での事故を減らすかがポイントになってきます。

平屋のメリットを前回述べましたが、こういう家庭内の事故も多少なり防ぐことができるので、計画の参考にしていただけるとうれしいです。

火災関連による死者も1,000人を超えています。

避難経路や逃げ遅れの対策など建物の整備で改善できるところはあると思います。

平屋の場合、2階建て住宅に比べて、避難という観点からもかなり有利になります。

平屋の建物の良さはこんなところにもあるんだ、ということを理解していただければ良かったと思います。




メリット・デメリット

フラット35と平屋建て


フラット35の基本性能と平屋建て

フラット35の融資を利用してマイホームを計画される方は多くおられます。

フラット35は一定以上の基準を設けて、住宅の性能を保持しています。

構造基準、劣化の軽減、維持管理、断熱性能などの基準クリアは必須です。

平屋建ての住宅は、それらの基準に対して有利なものがほとんどです。


@ 構造の安定

建物の主要構造部といわれる柱や梁、基礎は、使用する材料や種類など細かく基準を設けています。

地震や風に対して、2階建てや3階建てに比べて、平屋建てが有利なことは、すぐにわかります。

建物は高くなるほど弱くなるので、金物や筋交などで強度を増す必要が生じます。

平屋建ては、広い面積で建物を支えるので、安定した構造です。


A 火災時の安全

安全な避難の確保や延焼の防止などについても、対策をしています。

平屋建てが避難に有利なことは理解できます。

 
B 高齢者への配慮

高齢になって、介助が必要になることもあるでしょう。

移動に対しても高低差がないほうが断然楽です。

バリアフリーが普通になった現代、平屋建ての建物は、高齢者にやさしい構造です。


C 防犯について

平屋建ては、防犯上不利と思っておられる方も多いかもしれません。

確かに、平屋建ての寝室で就寝中に、悪意のある侵入者があると、怖さがあります。

2階建てでも、ベランダをよじ登って侵入されたりする例は多くあります。

2階に寝ていると、1階への侵入者には気づきにくいこともあるかもしれません。

防犯上、どちらがどうということはその人の考え次第ではないでしょうか?


平屋建てのほうが不利になることもあります。



これから先の住宅事情は、省エネがますます進んできます。

今年度、住宅の新築やリフォームの際、一定の基準を満たしたものに省エネ住宅ポイントを発行しています。

予算に達し次第なくなりますが、まだ間に合うと思いますので、住宅メーカーやサッシや住宅設備を問い合わせてみるといいでしょう。



メリット・デメリット

平屋建てのメリットを生かす


天井裏収納ハシゴの活用

平屋建ての建物は天井裏(小屋裏)に広いスペースが取れやすいです。

平屋建てのメリットを生かして、天井裏のスペースを有効に使いましょう。

新築でなくても、リフォームで天井裏に収納を設けることも可能です。






天井裏とは

天井裏は、夏はサウナ風呂みたいに暑くなります。

以前の建物は、断熱材が天井下地のすぐ上に乗せてあることが多く、屋根と天井との空間は熱がこもりやすくなっています。

収納する品物も、本や布団類はおすすめしません。

ストーブや扇風機など季節外の電化製品などがいいでしょう。

天井裏には、小屋束という柱や、クモ筋交という板が斜めに止めてあったりして、邪魔っぽい感じはしますが、これらは屋根を支える大事なものですので、勝手に外さないようにしましょう。



小屋裏収納の設け方

まず、小屋裏収納の広さと、設置する場所を決めます。

基本的に、できるだけ高さが取れる位置が望ましいです。

天井を補強して、専用ハシゴが設置、かつ昇降に支障がないか確認します。

天井裏ハシゴは、パナソニックや大建工業の製品が販売されています。

木製のもので3万円前後から、アルミ製は6万円くらいからあります。



建築基準法

天井裏収納は、高さに制限があります。

というより、一番高い部分が1.4mを超えると、床面積に算入するようになっています。

新築の場合、床面積に加算されるので、固定資産税などに支障が出ないことを確認してください。

面積に入らないようにするには、最高点を1.4m以下にすることです。

天井裏収納に窓をつける場合には、都道府県や意町村の条例で規制をかけているところがあるので、相談してください。








メリット・デメリット

平屋建て木造住宅のリフォーム


木造平屋建て住宅のリフォーム

日本家屋の平均寿命は30年といわれてきました。

ある地域の戸建住宅の総数を30で割った数字を、その年の住宅建て替えの戸数としていました。

当時、住宅ローンが25年でしたから、ローンの返済が終わってわずか5年で建て替えの時期が来ていたのです。

建て替えの場合、土地の購入は必要ないのですが、引っ越し、解体、再度引っ越しという作業が必要になります。

中古住宅として売却して、新たな土地に新居を構える方もいます。


現在は、30年経過した建物を、リフォームや大規模改修する方が多くなっています。

30年前とは、建材や住宅設備など大きな違いがあります。

古い建物をリフォームするには、建物の構造体を調査する必要があります。

図面などで、ある程度は判断できますが、特に水回りなど、腐食や白蟻被害などがないか確認しないといけません。


建物は、2階建てよりも平屋建ての方が構造的に安心です。

平屋建ての横架材が屋根のみの荷重を支えているのに対して、2階建ての1階の横架材は、2階部分の荷重を支えていることになります。

いずれにしても、リフォームをされる場合には、専門家に相談されることをお勧めします。

欠陥箇所や不安な箇所などの補強や改善案などの提案をしてくれます。

大工さん任せにして、柱や筋違を撤去して、部屋は広くなったものの建物が不安定になったケースは多々あります。

何のためのリフォームかを原点に返って考えてみるべきです。






メリット・デメリット

2階建てのデメリットと平屋建て


2階建て住宅を造ったけど、2階をほとんど使っていない人がいます。


平屋建てでよかったのにと思いますが、いろんな事情があります。


平屋建てが希望であっても、平屋建てを造るに必要な土地が、予算面などで無理な場合があります。


ほかに、2階部分は子供が大きくなって使う、というケースがあります。


後々増築するよりも、近い将来の事だから一緒に造ろう、という事でしょうか?



子供が小さいうちは、1階だけで事足りることが多くあります。


階段の上り下りは、小さい子供や高齢者などには危険が伴います。


成人でも、階段でけがをすることがあります。


2階建て住宅に住んでいる人は、洗濯物や布団などを2階のベランダに干すこともあるでしょう。


安全のための手すりに引っかかったりすることもあります。


足元が見えにくいので、注意が必要です。


その点、平屋建ては安心です。



でも、平屋建ても、すべての面にいいことばかりではありません。


眺望、日当たり、通風などは、2階建ての方が有利になることが多くあります。


平屋建てでも、中庭を造ったり、床を高くするなど工夫を凝らせば、不利な点の多くはカバーできたりします。



平屋建ては、土地を購入する場合、2階建てより資金が多く必要になることがあります。


海抜が低い土地や、川の近くで堤防より低い土地などは、冠水や洪水など災害の危険性なども考慮することが大切です。




メリット・デメリット

平屋建てと火災


平屋建てと火災



冬は火災発生が多い季節です。

消防庁の発表によると、昨年1年間の住宅火災は25,525件発生したそうです。

死者が1,017人 3人に2人が65歳以上で、大半が逃げ遅れだったことを考えると、日頃から避難方法を頭に入れておく必要があると思います。


出火原因の第一位は「放火・放火の疑い」で二位は「たばこ」、三位が「コンロ」となっています。

自分では十分気を付けていても、近隣から延焼ということも考えられます。

消防法では、住宅用火災警報器設置が義務づけられています。

台所や寝室、2階建ての場合階段室などに設置する義務があります。

2,000〜3,000円前後で市販されています。

初期消火のための消火器も備えておくといいでしょう。


平屋建ては、火災で避難の際に2階建てよりも有利です。

コンセントや電化製品から発火するケースもあります。



[ いのちを守る 3つの習慣、4つの対策 ]

 消防庁が発表している、「住宅防火 いのちを守る 7つのポイン ト」

 ◇3つの習慣

 ・「寝たばこ」は、絶対やめましょう。

 ・「ストーブ」は、燃えやすいものから離れた位置で使用しましょう。

 ・「ガスこんろ」などのそばを離れるときは、必ず火を消しましょう。

 ◇4つの対策

 ・逃げ遅れを防ぐために、「住宅用火災警報器」を設置しましょう。

 ・寝具、衣類及びカーテンからの火災を防ぐために、「防炎品」を使用しましょう。

 ・火災を小さいうちに消すために「住宅用消火器」を設置しましょう。

 ・お年寄りや身体の不自由な人を守るために、「隣近所の協力体制」をつくりましょう。



実際に火災に遭った人に、「思い出も何もかもなくなった。」と聞いたことがあります。

思い出の写真などデジタル化してインターネットに保存しておくのもいいかもしれません。

将来のためにも・・・



メリット・デメリット

平屋建ての最大のメリット


平屋建ての最大のメリットは何といっても階段がないことで、建物内での事故が少ないことでしょう。

住宅での事故や怪我のうち、転倒や転落によるものが一番多いです。その中には、階段での怪我なども多く報告されています。



平屋建ては、骨折など大けがにつながる階段での事故がないので大きなメリットといえます。


ちなみに、住宅内では、熱傷や衝突、ドアなどに挟まれ事故もあります。



天井を高くできることも、平屋建てのメリットが生かせて、快適性が一段と向上します。

「天井を高くすることでの快適さ」をご覧ください。

メリット・デメリット

平屋建て住宅の間取り おすすめ



平屋建て住宅の間取りを考える

平屋建て住宅の間取りのポイント@は、動線です。

プライベートを大切にすれば、ホール、廊下などの共用部分が多く必要になり、床面積が思った以上に増えます。

畳に換算して6〜7帖になることもまれではありません。

最近、LR(リビングルーム)を中心にして、洗面、トイレや、寝室などに行き来できるように考える方も多くなっています。

メリットは、面積も少なくできることと、子供達が自分の部屋に行く時に家族にもわかるという面もあります。

子供がいつ帰ってきたか、友達が来ているのかどうかなどわからないと、子供とのコミュニケーションもはかれませんよね。


平屋建て住宅の間取りのポイントAは、建ぺい率の考慮です。

敷地に対して、建物の建築面積が何パーセントまで可能かを調べます。

各自治体の役所に都市計画課や建設課などがあります。

用途地域図というのがあって、建築しようという土地の建ぺい率、容積率を調べることができます。

最近は、電話で教えてくれる自治体もありますし、インターネットに公開している自治体もあるので便利になっています。

たとえば、建築しようという土地が、第一種低層住居専用地域で建ぺい率が50%であれば、土地の面積の半分までしか建築できません。

床面積ではなく、建築面積が対象になりますので、よくわからない場合は専門家にお尋ねください。

用途地域図はほとんどの建築設計事務所も持っています。道路が狭いと、制限がさらにきびしくなることもありますので要注意です。

容積率による制限は、平屋建ての場合無視してもかまいません。


平屋建て住宅の間取りのポイントBは、有効採光面積の考慮です。

居室(LR、寝室、子供室、和室など)は、自然の採光を取り入れる窓が必要で、隣地との離れが少ないと有効ではないこともあります。

有効採光面積の確保が必要になります。

無理がある場合には、天窓(トップライト)といって、屋根に窓や明り取りのドームなどを作ることで採光計算をクリアできます。

壁にある窓の3倍で計算できるので有利です。


平屋建て住宅の場合、地震や台風などに対する構造面、火災などの避難などに対しては、2階建ての住宅などよりはるかに有利ですので、ぜひご検討ください。




メリット・デメリット

床下の有効利用


 平屋建てのメリットはほかにもあります。

平屋の建物は、風や地震のときの揺れを受けにくいために、2階建て3階建てよりも構造的に有利です。

高さが低いために、壁量計算の数値が低くなり、影響を受けにくいのです。つまり、筋交いや耐力壁面材が少なくてすみます。

構造面での有利さを利用して、床下を高くして収納スペースを設けるというアイディアも浮かんできます。

一般的に床下は、設備やシロアリなどのの点検用にのみのスペースで、高さは40〜60cmくらいです。実際に床下に入ると床を支えている木材が縦横に取り付けられているので、自由性はありません。

そこで、あと50cmくらい高くするとぜんぜん違います。立派な収納スペースになります。建築基準法で天井高さを140cm以上にすると床面積に算入しなければならないという規則があります。そのほか、都道府県、市町村の条例などによって規制がある場合もありますので、注意が必要ですが・・・

床下を高くとるために基礎工事費などの費用は上がります。玄関の高さも高くなることなども考慮しないといけませんが、建物を有効利用するためのひとつの手段ではあると思います。

このことは2階建てにも適用できますが、壁量計算など構造的に不利になってきますので、平屋の建物のメリットとして提案しました。

plan121201.pdf


plan121201r.pdf



PS.平屋建ての場合、小屋裏部分も比較的に広く取れるので、有効利用を考えてもいいのではないでしょうか?

 

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