建築豆知識

昔の平屋住宅


日本の戸建て住宅のほとんどが木造です。

日本の気候に一番適していることが理由です。

木材は常に息をしています。

空気中の湿気を吸い込んだり、吐き出したりしながら空気中の湿度を調整しているのです。

コンクリートの住宅に住んでいる人に比べて、木造住宅に住む人は、寿命が長いという研究結果も出ています。


木造住宅は、30-40年の間に様変わりしました。

構造金物を多用して、構造計算をして、柱や梁の構造材も必要最小限の寸法にしています。

気密性も断熱性も、品質や機能性も向上し、工期の短縮なども格段にアップしました。

それらに伴って、左官工事や塗装工事などの仕事が激減しました。


kominka.jpg

最近、50年以上前の平屋の木造住宅をリノベーションする動きがあります。

築後100年を超える住宅もあります。

当時の住宅は、太い木材を使って釘や金物を使わない工法で建てられていました。

木材の大きさもさることながら、建築前の作業にも大きなポイントがあります。

自分の山で育てた50年生以上の杉やヒノキを伐り出し、製材して、半年から1年空き地や田んぼなどで雨風にさらしながら乾燥させていました。

現在の、機械で強制的に乾燥させるやり方とは違って、とてつもない時間をかけていたのです。

平屋建てのどっしりとした古民家は、シロアリや雨漏りの対策をしっかりすれば、それから後も100年以上使えそうです。

平屋建て間取り図

続き間のある平屋の間取り


和室続き間のある平屋建て住宅

最近はほとんど目にしなくなった和室の続き間のある平屋建てです。

大勢の人が集まる冠婚葬祭や地域の行事などは、こんな間取りの住宅で行われていました。

縁側まで含めると17帖ほどの広さです。

s403.jpg
上の画像をクリックするとはっきり見られます。

続き間のふすまと縁側の障子を外して、25〜30人の宴会や会合を催すこともできます。

この間取りは910モジュールですが、このクラスになると多くの人は950かメーターモジュールにされます。

910モジュールで、40.37坪のこの間取りは、950モジュールで44.09坪、メーターモジュールで48.8坪になります。

平面的に単純な形ですが、屋根を入り母屋にして玄関を豪華にすると、見た目はガラッと変わってきます。








Powered by さくらのブログ