メリット・デメリット

住宅内での事故


住宅内での事故


住宅内での不慮の事故で、毎年1万人を超える死者数が発表されています。

そんなに多いの?と思われるかもしれませんが、その多くが、65歳以上の高齢者の浴槽での溺死、のどにものを詰まらせての窒息死、家にいて心筋梗塞、脳梗塞になって死亡した例です。

そんな中、転倒、転落死も多く発生しています。

同一平面でのスリップ、つまづき、よろめきなどの転倒もありますが、階段やステップからの転落死も全体の4% 400人以上の死者数です。

日本のどこかで、毎日一人の方が階段やステップで転落して亡くなっている計算になります。
骨折や打撲ですんでいるケースはこれらの数倍あるものと想定できます。

家庭内の事故
如何に住宅内での事故を減らすかがポイントになってきます。

平屋のメリットを前回述べましたが、こういう家庭内の事故も多少なり防ぐことができるので、計画の参考にしていただけるとうれしいです。

火災関連による死者も1,000人を超えています。

避難経路や逃げ遅れの対策など建物の整備で改善できるところはあると思います。

平屋の場合、2階建て住宅に比べて、避難という観点からもかなり有利になります。

平屋の建物の良さはこんなところにもあるんだ、ということを理解していただければ良かったと思います。




メリット・デメリット

フラット35と平屋建て


フラット35の基本性能と平屋建て

フラット35の融資を利用してマイホームを計画される方は多くおられます。

フラット35は一定以上の基準を設けて、住宅の性能を保持しています。

構造基準、劣化の軽減、維持管理、断熱性能などの基準クリアは必須です。

平屋建ての住宅は、それらの基準に対して有利なものがほとんどです。


@ 構造の安定

建物の主要構造部といわれる柱や梁、基礎は、使用する材料や種類など細かく基準を設けています。

地震や風に対して、2階建てや3階建てに比べて、平屋建てが有利なことは、すぐにわかります。

建物は高くなるほど弱くなるので、金物や筋交などで強度を増す必要が生じます。

平屋建ては、広い面積で建物を支えるので、安定した構造です。


A 火災時の安全

安全な避難の確保や延焼の防止などについても、対策をしています。

平屋建てが避難に有利なことは理解できます。

 
B 高齢者への配慮

高齢になって、介助が必要になることもあるでしょう。

移動に対しても高低差がないほうが断然楽です。

バリアフリーが普通になった現代、平屋建ての建物は、高齢者にやさしい構造です。


C 防犯について

平屋建ては、防犯上不利と思っておられる方も多いかもしれません。

確かに、平屋建ての寝室で就寝中に、悪意のある侵入者があると、怖さがあります。

2階建てでも、ベランダをよじ登って侵入されたりする例は多くあります。

2階に寝ていると、1階への侵入者には気づきにくいこともあるかもしれません。

防犯上、どちらがどうということはその人の考え次第ではないでしょうか?


平屋建てのほうが不利になることもあります。



これから先の住宅事情は、省エネがますます進んできます。

今年度、住宅の新築やリフォームの際、一定の基準を満たしたものに省エネ住宅ポイントを発行しています。

予算に達し次第なくなりますが、まだ間に合うと思いますので、住宅メーカーやサッシや住宅設備を問い合わせてみるといいでしょう。



建築豆知識

建物の強度

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
      【 建物の強度 】
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆   どちらが怖いですか?  ◆◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「地震 雷 火事 おやじ」といいますが、台風も結構怖いですね!


ところで、あなたは地震と台風、火事 どれが怖いですか?

地震で被害を受けた経験のある方は地震が怖く、台風で被害を受けた方は台風が、という方もいらっしゃると思います。

 鉄筋コンクリートのような重量の建物は基本的に風には強いです。

でも重いがゆえに地盤にかかる力は大きく、地震には弱いのです。 

杭を打っている建物も、杭が支持地盤にまで達していればかなり強いのですが、一般的に摩擦杭といって、杭の周囲の地盤との摩擦(抵抗)によって強度を保っている建物が多いのです。


木造や2x4の建物はおおよそ逆のことが言えます。

鉄骨造はというと、鉄筋コンクリート造と木造の中間といったところでしょうか。
 
火災に強いのは、鉄筋コンクリート、鉄骨造、木造の順です。

従って、火災保険料は鉄筋コンクリートの建物が安いです。


建築コストも高いのは、鉄筋コンクリート、鉄骨造、木造の順です。

地震や台風は地域によって発生の差もありますから、構造を何にするのが一番、といえないところです。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いかがでしたか?建物の構造と強度について書きました。

建築基準法では、地域によって風や地震の係数を変えています。

ですから全く同じ建物でも、沖縄と大阪、東京とは構造計算の数値が違うのです。


Powered by さくらのブログ